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NikonのPC-Eレンズでバックアオリ

パノラマ撮影用の機材メーカーであるイタリアのAgnosがニコンのPC(パースペクティブ・コントロールね)レンズ用のアダプターJambo Multi Big Shotを売り出したようだ。これはnikonのPCレンズでバックアオリを実現できるアダプターである(と思う。詳細がイタリア語なのでよくわからない。誰か訳していただきたい)。

PCレンズはレンズの光軸を撮像面(フィルムだったりCCDだったりCMOSだったり)から傾けることによって、フォーカスの合う範囲を広げたり限定したり、また建築物などの上が小さく写るのを補正したりできるレンズだけれど、レンズを移動しても結像させるために、レンズ自体が捉えるイメージサークルはかなり広めに作られている。

この広めのイメージサークルを利用して、PCレンズではレンズを移動させて(もちろんカメラは三脚固定)、複数の写真を撮影して後処理で繋ぎ合わせることによって、通常よりも高解像度の写真を作ることができる。ただしこの場合には、カメラを固定してレンズ面を動かす必要があり、レンズの周辺減光などの影響でつなぎ目に不都合が生じたりする場合がある。

いわゆる大判カメラなどではレンズ面だけでなく、撮像面も移動させること(バックアオリ)ができるので、レンズの周辺減光などがあっても、つなぎ目に不都合は生じにくいので、より高解像度の画像を作成するには有利ある。ただしこのバックアオリを実現するにはこれまで大判カメラを使うか、HorsemanのVCCプロなどを使う必要があったように思う。

前置きがやたらと長くなってしまったけれど、今回発売されたAgnosのJumbo MultiBigShootはこのバックアオリがニコンのPCレンズで実現できてしまうようなのだ。これによって、つなぎ合成を前提で撮影すると中判デジ並みの解像度のある写真が撮れるようだ。詳しくはリンクを参照してください。イタリア語だけど。


読める範囲ではFX(フルサイズ)フォーマットを縦位置で使った場合、 48×36 mm相当の撮像素子を使ったのと同様の結果が得られるとある。D3xで48Mピクセル相当、D700で23.5Mピクセル相当のようである。カメラ横位置の場合は60×24 mm相当の撮像素子と同様になり、D3xで39.5 Mピクセル、D700で19.5 Mピクセルとなっている。
DXフォーマットのD300sの場合では縦位置で39×24 mmの30Mピクセル相当、横位置で47x16mmの24Mピクセル相当になるようだ。詳しくはコチラの表組を参照してください。また撮影サンプルはコチラ

ただしこれ、レンズのアオリ部分でカメラの重量を支えないといけないので、かなりの負荷がかかりそうな気がする。あんまり酷使しないほうがいいかもしれない。値段は210ユーロ。現時点のレートでは300ドルちょいで2万8000円弱。(送料やらは別途かかる)。自作しようか悩む微妙な値段なんである。

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